基調講演
第47回情報・システム・利用・技術シンポジウム(情報シンポ 2024)では,全体テーマ「建築に必要なコンピューティングって何?|Computing in architecture – what now?」として,著名な研究者・建築家・実務家をお招きし,最先端の話題・課題を共有し,活発な意見交換と交流の場にします。
<協賛>Matterport,構造計画研究所,日建学院,TBA
DAY1 pm「生成系 AI の建築への応用」
生成系 AI(Generative AI)は、住宅、ビル、施設、工場などの建築物の設計・生産の様々な段階で応用可能となり、従来の建築技術のあり方を大きく変革していくポテンシャルを持っています。本パネルディスカッションでは、生成系 AI に関する最新の動向を概観し, 建築界での応用に関する取り組みや今後の展望について議論します。
日時――2024 年 12 月 5 日(木)15:00-17:30
司会― 倉田成人(筑波技術大学教授)/松永直美(レモン画翠代表取締役社長)
(A) 建築業界における生成AI活用と展望 (仮)
講師―清水茂樹氏 (株式会社松尾研究所)
略歴:
-2014 名古屋大学 理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻 修了
2014-2019 トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 イノベーション事業部
2019-2024 株式会社野村総合研究所 システムデザインコンサルティング部
2024- 株式会社松尾研究所(現職)
(B)建築業界における生成AI・デジタルツインの活用提案 (仮)
講師―高橋想氏 (エヌビディア合同会社)
略歴:
大学で中国語を専攻後、国内商社での法人営業、外資系ワークステーションメーカーでの市場開発を経て、2020年よりNVIDIAにてプロフェッショナルビジュアライゼーション製品の市場開発に従事。
討論モデレータ―下川雄一(金沢工業大学)
DAY2 pm「身体性や空間コンピューティングで建築は変わるのか!?」
身体性と情報技術の融合は、Society5.0時代の建築や都市におけるサイバーフィジカルな空間体験の進化に大きな影響を与えています。特に、XR技術を取り入れたインタラクティブなプロトタイプやシミュレーションは、デザイン手法の一つとして利用されています。 本講演では、身体性や空間コンピューティングの進展に目を向けながら、これらの空間創造にどのような変化をもたらすのか(またはもたらさないのか)を考えていきます。
日時――2024 年 12 月 6 日(木)15:00-17:30
司会/趣旨説明/まとめ―北本英里子(神奈川工科大学准教授)
(A)コンテクストを活かした空間体験と感覚複合体験
講師―佐藤文彦氏(株式会社フロウプラトウ/東京工科大学客員准教授)
略歴:慶應義塾大学SFC卒業。メディアを横断した統合型コミュニケーションデザインを数多く手がけた後、株式会社ライゾマティクスへ合流。共感覚体験を研究するシナスタジアラボでも活動。感覚を複合した体験を企画・制作している。
(B)建築・BIMとXR/空間コンピューティングによる身体性の変化、AI/大規模言語モデルの活用
講師―中村 薫氏(株式会社ホロラボ)
略歴:
2017年にMicrosoft HoloLensのアプリ開発会社としてホロラボを創業。HoloLensとBIMの相性の良さからゼネコンをはじめとする建設業のお客様との関わりを持ち、BIMとコンピューター、XR、空間コンピューティングを組み合わせたプロジェクトを数多く実施。著書に「HoloLens 2入門」、「Apple Vision Proアプリ開発入門」など。
討論モデレータ―山田悟史(立命館大学准教授)
The 47th Symposium on Computer Technology of Information, Systems and Applications (AIJISA 2024), under the theme “Computing in architecture – what now?”, invites researchers, architects and practitioners to share their thoughts on cutting-edge topics and issues, creating a space for interaction and active exchange of ideas.
DAY 1: “Implementation of generative AI in architecture”
Date / time: December 5th (Thursday) 15:00-17:30
Moderator1: Narito Kurata (Professor, Tsukuba University of Technology)
Moderator2: Naomi Matsunaga (CEO, Lemon Gasui Ltd.)
(A) Applications and Future of Generative AI in Architecture Industry
Shigeki Shimizu (Matsuo Institute Inc.)
(B) Use Case Introduction of Gen AI and Digital Twin in AEC Industry
So Takahashi (NVIDIA G.K.)
Dialog coordinator: Yuichi Shimokawa (Professor, Kanazawa Institute of Technology)
DAY 2:Will architecture change with physicality and spatial computing!?
Date / time: December 6th (Friday) 15:00-17:30
Moderator: Eriko Kitamoto (Associate Professor, Kanagawa Institute of Technology)
(A) “Spatial Experiences and Multisensory Experiences Utilizing Context
Ayahiko SATO (Flowplateaux Co., Ltd.(formerly Rhizomatiks Design)/
Visiting Associate Professor, Digital Twin Center, Tokyo University of Technology)
(B) Transformation of Embodiment through Architecture & BIM and XR/Spatial Computing, Utilization of AI/Large Language Models
Kaoru NAKAMURA (Co-Founder and CEO, HoloLab Inc.)
Discussion Coordinators: Satoshi Yamada (Associate Professor, Ritsumeikan University)