第43回 情報シン…

情報シンポ 2020(第43回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)公式HP

参加者:223名(会員 112名、会員外 13名、学生 98名)

情報シンポ 2020 若手優秀発表賞 (AIJISA Young Presentation Award 2020)

全体テーマ「突然やってきた未来 Expedited Future Today」のもとで、基調講演・ダイアローグ、小委員会による2つのオーガナイズドセッション(OS)、論文・報告14セッション、インタラクティブ発表などを2日間にわたりオンラインにて開催した(Zoom、Remo)。

基調講演は海外(ドイツ、ニュージーランド、シンガポール)3名、国内3名を招へいした。同時通訳サービス(英⇔日)を2019年より導入しており、オンライン対応は問題なかった。基調講演等の録画ビデオをYoutubeに公開した。

次に、論文・報告・インタラクティブ発表の投稿・査読プロセスは、2018年より完全電子化としており、今年は論文26、報告73、インタラクティブ発表4と計103件であり過去2番目に多かった。内、英文は7件、学生の投稿が前年比1.6倍と増えた。2019年に創設した若手優秀発表賞は、6名に授与した。

Remoをプラットフォームとして、インタラクティブ発表や懇親会のネットワーキングプログラムを設けた。

HP、プログラム等は日本語・英語の併記とした。建築雑誌、HP、Facebook、Twitter等を通じて広報した。協賛企業は10社であった。参加申込み・支払いは建築学会のオンライン決裁システムを初めて使用した。

準備サイドとしては、9月のオンライン研究発表会の開催経験を踏まえ、スムーズに準備・実施することができた。

情報シンポ2020:01 渡辺俊(筑波大学)| オープニングセッション
AIJISA2020:02 Dipl.-Ing. Peter Cachola Schmal
AIJISA2020:03 Prof. Dr. Marc Aurel Schnabel | Immersive Social Virtual Realities
AIJISA2020:04 Dr. Rudi Stouffs | Nothing new? Architectural research for life after the pandemic
AIJISA2020:05 Dialogue | Exploring Life Design and Architecture after the Pandemic
情報シンポ2020:07 志手 一哉|BIMオブジェクトの情報と分類
情報シンポ2020:08 山下 純一|BIMと標準
情報シンポ2020:09 ダイアログ|建築BIM推進の取り組みと今後の展開
情報シンポ2020:10 若手優秀発表賞
情報シンポ2020:11 福田知弘(大阪大学)| クロージングセッション

同時通訳版

情報シンポ2020:02(通訳版) ピーター・カチョーラ・シュマル|コロナウイルスの流行は私たちのキウィタス[社会組織としての都市]を危険にさらしている
情報シンポ2020:03(通訳版) マーク・アウレル・シュナベル|没入型ソーシャル・バーチャル・リアリティ:パンデミック後の建築における意味の構築
情報シンポ2020:04(通訳版) ルディ・スタフス|新しいものはないのか?パンデミック前と後の生活のための建築研究
情報シンポ2020:05(通訳版) ダイアログ|パンデミック後のライフデザインと建築を探る

第42回 情報シン…

情報シンポ 2019(第42回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)公式HP

参加者:230名(会員 120名、会員外 36名、学生 74名)

情報シンポ 2019 若手優秀発表賞 ( AIJISA Young Presentation Award 2019)

全体テーマ「Architectural Regenesis」の基、基調講演・ダイアローグ6題、小委員会によるOS 4セッション、論文・報告10セッション、インタラクティブ発表(新設)などを2日間にわたり開催した。

基調講演は国内4名、海外(中国、ドイツ)2名を招へいした。同時通訳サービス(英⇔日)を昨年より導入しており、参加者自身のスマホで同時通訳を受信可能であり、レシーバの配布回収の手間や紛失のリスクを抑制できた。基調講演はライブ配信を実施、録画ビデオをYoutube等に公開した。

論文・報告投稿・査読は、昨年より完全電子化としており、論文19件、報告57件、内、12件は英文であった。若手優秀発表賞を創設して、4名に授与した。

発表スライド、HP、プログラム等は日本語・英語の併記とした。建築雑誌、HP、Facebook、Twitter等を通じて広報した。

ホワイエでの協賛企業の展示、集合写真、懇親会、コーヒーブレイク等の交流プログラムの実施により、参加者への積極的な情報提供と交流の場を設けた。

シンポ会場に長く留まってもらう工夫、海外からの参加者対応、大学以外(企業等)からの発表や参加者増に向けて更に検討する必要がある。

情報シンポ2019:01ー渡辺俊氏 (筑波大学)
情報シンポ2019:02ー「中国におけるAIとデザイン」ーコスタス・テルジディス (同済大学)
情報シンポ2019:03ー「高度な建設と建築技術 – 自動化・ロボティクス・サービス」ートーマス・ボック氏(ミュンヘン工科大学/東京大学)
情報シンポ2019:04ー「AIとデザイン(中国最新情報),ロボティクスと情報化施工 ダイアローグ」ー中村航氏、コスタス・テルジディス氏、トーマス・ボック氏
情報シンポ2019:05ー「Superception(超知覚)が目指すPerceptual Engineering」-笠原 俊一氏(ソニーコンピュータサイエンス研究所)
情報シンポ2019:06ー「人間と建築の拡張 ダイアローグ」-下吹越武人氏、笠原俊一氏、玉城絵美氏
情報シンポ2019:07ー福田知弘氏(大阪大学)

第41回 情報シン…

情報シンポ 2018(第41回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)公式HP

第41回 情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集

参加者:194名(会員 117名、会員外 24名、学生 53名)

「Society 5.0と建築・建設分野」のもと、基調講演・ダイアローグ5題、小委員会による研究集会1セッションとオーガナイズドセッション3セッション、論文・報告11セッションなどを2日間に渡り開催した。

基調講演は国内3名、海外(シンガポール・韓国)2名を招へいした。英語対応のため同時通訳サービス(英⇔日)を導入した。同時通訳は参加者自身のスマホで受信可能なシステムを採用、レシーバの配布回収の手間や紛失のリスクを抑制できた。基調講演はライブ配信を実施、録画ビデオをYoutube等に公開した。

論文・報告投稿は、本年より完全電子化を実現し、初期の投稿〆切を後ろ倒しした。論文17件、報告57件、内、11件は英文であった。留学生・海外からの参加者対応のため発表スライド、HP、プログラム等は日本語・英語の併記とした。

広報は、建築雑誌、HP、Facebook、Twitterを活用した。ホワイエでの協賛企業の展示、懇親会、集合写真の実施により、参加者への情報提供・交流の場を設けた。

今後、シンポ会場に長く留まってもらう工夫、海外からの参加者対応、大学以外(企業等)からの発表や参加者増に向けて検討する必要がある。

情報シンポ2018:01-オープニングセッションー倉田成人(筑波技術大学)
情報シンポ2018:02-「AI・ロボティックス:環境計画としてのロボットデザイン」ー松井 龍哉 氏
情報シンポ2018:03-「AI・ロボティックス:ダイアログ」ー山田 誠二 氏、松井 龍哉 氏、藤村 龍至 氏
情報シンポ2018:04-「海外のBIM・コンピュテーショナルデザインプロジェクト:アジア、アセアン地域でのBIMの挑戦 (同時通訳)」ーJapri Maming 氏
情報シンポ2018:05-クロージングセッションー福田知弘(大阪大学)

第40回 情報シン…

情報シンポ 2017(第40回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)公式HP

第40回 情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集

参加者:183名(会員 100名、会員外 27名、学生 56名)

節目となる40回目の情報シンポ。テーマ「バック・トゥ・ザ・フューチャー:次の40年へ」のもと、基調講演 4題、小委員会による4つの企画オーガナイズドセッション、11の論文・報告セッションが2日間に渡り開催した。

基調講演の一人には、米国よりMITメディアラボ石井裕副所長に依頼した。

論文・報告の発表数は、過去3年やや減少傾向にあったが、今年は計76題の発表があり、改善が見られた。

また、情報シンポのプレゼンス向上のために広報に力を入れた。近年運用中のFacebook、Twitterの活用と併行して、公式HP(日・英)を立ち上げ運用した(2017年4月~12月の訪問者のべ5652名、13232ページビュー)。

また、基調講演・オープニング・クロージングはライブ配信を行い、終了後は録画映像の配信をYoutubeとFacebook上で行っている。

さらに、ホール・ホワイエでの協賛企業の展示や懇親会の実施により、参加者への情報提供・交流の場を設けた。

企業など大学以外からの論文報告・参加者を如何に増やすかが課題である。

情報シンポ2017:01-オープニングセッションー倉田成人(筑波技術大学)
情報シンポ2017:02-「独創・協創・競創の未来:タンジブル・ビットからラディカル・アトムズへ」ー石井 裕 氏
情報シンポ2017:03-「VR2.0の世界」- 廣瀬 通孝 氏
情報シンポ2017:04-「都市のアクティビティを豊かにする情報の可能性」- 福田 太郎 氏
情報シンポ2017:05-「AR技術がもたらす可能性」-黄木 桐吾 氏
情報シンポ2017:06-クロージングセッションー福田知弘(大阪大学)

第39回 情報シン…

情報シンポ 2016(第39回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)

第39回 情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集

参加者:160名(会員 86名、会員外 15名、学生 59名)

オープニングパネルディスカションでは、情報技術によって建築以外の産業分野では大きなイノベーションが進行中であるが、建築では全くその影響がない。いずれは建築にもその波が波及し、建築界にも大きな変化が起こると予想される。情報技術による変革を単なる技術の進歩と過少評価せず、建築界でも来るべきイノベーションに備えるべきだとの議論がなされた。

クロージングディスカッションでは、建築界での過去から現在までの情報技術の活用について発表があり、イノベーションには至っていないが、近い将来の可能性を示す議論がなされた。小委員会企画研究集会および小委員会企画オーガナイズドセッションでは、それぞれのテーマについて専門的な発表と議論が交わされた。

ロビーでは、ロボット展示や協賛企業による展示があり、参加者への情報提供の場となった。懇親会はパネリスト、参加者、協賛企業らが親交を深める場となった。

第38回 情報シン…

情報シンポ 2015(第38回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)

第38回 情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集

参加者:193名(会員 98名、会員外 21名、学生 74名)

今回のシンポジウムでは、建築学の様々な分野での情報技術の利用が一般化した一方で、建築行為を含む社会全体のしくみや職能、さらにはデザイン行為や建築とは何なのかという根源的な問いに至るまで、幅広い変革と融合が起きていることを捉えて「情報技術から建築学を拡張する領域融合へ」というテーマを掲げ、論文/報告発表講演および3つのオーガナイズドセッション、1つの企画研究集会とともに、オープニング/クロージングに建築分野の「情報学」の確立を目指して「建築情報学セミナー20年後の世界と建築」と銘打って企画パネルディスカッションが行われた。

ここでは主に、シンギュラリティ問題という今後の人類の文明そのものを懸隔するテーマを取り上げ、建築分野以外から著名なパネリストを招待したところ、193名という昨年を大きく上回る参加を得て盛会であった。

また今年度からシンポジウムのテーマに賛同する情報関連企業からの協賛展示が加わった。

第37回 情報シン…

情報シンポ 2014(第37回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)

第37回 情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集

参加者:167名(会員 90名、会員外 5名、学生 72名)

今回のシンポジウムでは、75題の論文/報告発表講演、4つのオーガナイズドセッション、オープニング/クロージングパネルディスカッションが行われた。

オーガナイズドセッションとして、「ソフトコンピューティングとその近傍領域」「デザイン科学の実践と教育」「建築・人間のモニタリング」「地域空間情報と防災・減災」の4つを企画し、例年の課題である論文/報告の活性化に貢献できたと考えられる。

オープニング/クロージングパネルディスカッションでは、「シミュレーションとデザイン」「3次元スキャン特集」という旬なテーマを取り上げ、シミュレーションが変えていくデザインについて議論し、最新の3次元スキャン技術の動向について理解を深める機会を提供できた。

シンポジウム全体の参加者は昨年よりも増え、論文/報告発表件数も多く、全体として盛会であった。

第36回 情報シン…

情報シンポ 2013(第36回 情報・システム・利用・技術シンポジウム)

第36回 情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集

参加者:153名(会員 89名、会員外 7名、学生 57名)

今回のシンポジウムでは、75題の論文/報告発表講演と、オープニング/クロージングパネルディスカッション、3つのオーガイナイズドセッション、3つの小委員会企画研究集会が行われた。

論文/報告発表では、本シンポジウムの特徴である建築の各分野を横断する内容が発表された。また、オーガイナイズドセッションとして、「地域空間情報」「アルゴリズミック・デザインのひろがり」「建築・人間とモニタリング」の3つを企画した。例年の課題である、論文/報告の活性化に貢献できたと考えられる。

オープニング/クロージングパネルディスカッションでは、それぞれ「建築・都市を変えるビッグデータ」「デジタルファブリケーションと建築」という旬なテーマを取り上げ、異分野の最先端の技術動向について、建築分野での理解を深める機会を提供できた。ビッグデータとデジタルファブリケーションに関する第一人者による講演と建築に焦点を当てた討論は、本シンポジウムならではの企画であった。

小委員会企画研究集会としては、「建築情報教育のニーズとシーズ ーいま、情報技術に期待することー」「デザイン科学の展開」「ソフトコンピューティングとその近傍領域」の3つが行われ、各小委員会の活動成果となり、集客にも貢献した。

シンポジウム全体の参加者は153名と昨年よりも若干減ったが、論文/報告の発表数は多く、全体として盛会であった。